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ベルナーオーバーラントでハイキングのプランニング

ジュネーブから一日かけてインターラーケンに移動し、待望のハイキングの始まりです。

ハイキングの一番の目的は「アルプスの少女ハイジの雰囲気を堪能する!」で、アルプスの雄大な山々を眺めながら草原を歩くというものでした(笑)。 実質ハイキングに使える時間は2日間。 インターラーケンに着いたあと、ホテルでガイドブックを見ながら同行者と真剣にプランニングしました。

プランニングに使ったのは、日本から持ってきたごく普通の観光ガイドブックと、インターラーケンオスト駅の待合室に配架してあったベルナーオーバーラントの登山列車時刻表、ルートマップです。 

登山列車時刻表は冊子タイプで、路線ごとにほぼ完全な時刻表が載っていて、写真と簡単なガイドも載っているという超すぐれものでした。 日本語と英語とフランス語かな?の数ヶ国語バージョンなので、それを持っていれば鬼に金棒ですよ。 私は日本で散々苦労して登山鉄道会社のHPから時刻表をダウンロードしてきたのですが、全く同じ冊子が無料で置いてあったことで苦労が水の泡に・・・。 コレのことです↓
http://www.jungfrau.ch/en/sommer/tourism/travel-information/timetable/download/


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念のため、2万5000分の1の地形図(ハイキングルート付き)をクライネシャイデック展望台のお土産屋さんで買いましたが(32.5フラン クレジットカードで支払い可能です)、人気のあるコースであれば道がしっかりしていて迷いようがないのと、人が多いので必要ないかも・・と思いました。 でもこの地形図、とても美しくて、地図好きにはたまらないお土産になります。
写真が購入した地図です。たたんだ状態でガイドブック「地球の○○方」くらい、広げると模造紙くらいの大きさになります。

で、同行者とあーでもないこーでもないと頭をひねりつつ決めたのが、
初日の午前中に標高3400mにあるユングフラウヨッホ展望台に行く
初日の午後は2000mの位置にあるクライネシャイデック展望台からグリンデルワルド方向にハイキング
2日目の午前中はメンリッヒェン展望台からクライネシャイデック展望台にハイキング
2日目の午後はラウターブルンネンのお散歩
というプランでした。

で、初日の疲れ具合を見て、2日目はコース変えてもよいかもねなど話しながら、さっさと夜8時には寝ました。
ハイキングは早出が基本ですからね。


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ユングフラウヨッホ展望台に行く

ベルナーオーバーラントで絶対行くぞと決めていたのが、このユングフラウヨッホ展望台です。 
富士山と大して変わらない高さまで登山列車で行けるってすごいと思ってました。 馬鹿と何とかは高いところが好き!というわけで、がんばって行ってきましたよ。

ユングフラウヨッホ展望台は、私たちの宿泊地であるインターラーケンオストから電車で約2時間かかります。山の天気は変わりやすい(午後は雲がかかりやすい)ので、早めにということで朝8時の電車に乗りました。 始発は6時なのですがそんな時間にはとても起きられません。 展望台に到着するのが10時すぎだからまだ大丈夫、と楽観的に構えることにしました。

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うれしいことに、朝、インターラーケンオスト駅で電車のチケットを買ったら、ユングフラウ鉄道全線開通100周年を記念した、「記念パスポート」というユングフラウ鉄道と展望台の歴史などをまとめた小冊子をもらいました。しかも日本語です。 100周年とは知っていましたが、まさか記念パスポートをもらえるとは思ってもいなかったのでびっくりしました。 

そして電車に乗って、展望台に出発です。途中ラウターブルンネン、クライネシャイデック展望台で電車を乗り換え、乗り換えるごとに気温が下がるのを体感しながらの旅です。 車窓の眺めもものすごく良くて、みな写真を撮っていました。車窓を楽しむなら、進行方向向かって右の席がベストです。
おかしかったのが、クライネシャイデックからの電車の中で展望台の紹介を英語、フランス語など複数の言葉で行うのですが、日本語だけなぜか「アルプスの少女ハイジ」のアニメーションでの紹介だったのです。 ハイジが「ユングフラウ鉄道は・・・」とか紹介するのを聞いただけで、乗っていた日本人全員大爆笑。 まさかスイスでアニメのハイジに出会うとは。 おかしすぎて、紹介はほとんど聞いてませんでした。笑うのに忙しかった・・。

なんだかんだであっという間に展望台に着き、こんどは展望台内の散策です。
展望台はまるでレジャーランドのような場所で、たぶん1日過ごせます。 中の展示もいろいろあるし、外でスキーとか遊ぶこともできるのですよ。 大人数で行くときは、迷ったら駅集合ね、とでも決めておかないととても探しきれないです。

私たちは大パノラマが目的だったので、スフィンクス展望台という場所を目指しました。ここは展望台の中で一番高く3500mあります。スフィンクス展望台からはユングフラウの南斜面が見えるのですが、北斜面(インターラーケン側)の草原が広がる景色とは打って変わって、一面が銀世界です。4000m級の山の岩肌と白い雪や氷河しか無い世界です。
スフィンクス展望台からは、ユングフラウ(4158m)、メンヒ(4107m)、アイガー(3970m)が手が届きそうなくらいに近く見えます。 
圧巻でした。


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展望台で圧倒されつつ1時間くらいは過ごしたと思います。 そのあと外に出てみたくて、メンヒスヨッホ小屋へのハイキングコースに行ってみました。
メンヒスヨッホ小屋は展望台から徒歩で片道1時間くらいのところにある小屋で、ユングフラウ南側斜面で唯一のハイキングコースです。 展望台からなだらかな上り坂になっていて、大勢の観光客が歩いていました。たぶん100人とか200人とかの人です。 行ける所まで行ってみようとしましたが、足元が雪(氷河)なので滑りやすく、単なるトレッキングシューズな私たちは足元が滑って力が入らずなかなか前に進めず20分くらい歩いて断念しました。 ほんとに行こうと思ったら軽アイゼンはほしいところです。 ヨーロッパ人は普通に歩いていたのが不思議でした。
写真はそのメンヒスヨッホ小屋へ向かうハイキングルートです。 綱が張ってあり、ルートが明確です。写真の中に「STOP」と書かれた標識が見えますが、クレパスあるから綱の外に出るなという意味です。 綱の外側には氷河の裂け目があって、氷の断面がブルーできれいでしたが、ハイキングルートのすぐ脇にあるという事実がちょっとおっかなかったです。。 

なんちゃってハイキングの後はおなかがすいたので建物の中にもどり、レストランへ行きました。 トレーを持って食べたい料理を受け取り、最後に会計をする方式で、すべてのメニューに料理の写真が付いているので注文しやすかったです。 パスタとかピラフとかの一見軽食風ですが量が多いです。 1品20フラン前後でした。 味は・・・・食べれないことはないけど期待するなというところでしょうか。

最後にインターラーケンオスト駅で貰ったパスポートに訪問記念のスタンプを押して、電車に乗り込みました。

あ、この展望台はwi-fiが無料で使えます。 スマホのwi-fi接続をonにすれば、ああこれねと一目でわかるネットワーク名(確かユングフラウヨッホ フリーとかだった気がしますが忘れた)が出てくるので、それを選択すればOKです。

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ハイキング① クライネシャイデック展望台~ブランデック(Brandegg)

ユングフラウヨッホ展望台に行った後、途中駅のクライネシャイデック展望台駅で下車し、グリンデルワルド方面にハイキングをしました。
このコースは、クライネシャイデックからグリンデルワルドへ向かうWAB登山鉄道と並行して、メンリッヒェン側の斜面を下っていくコースで、クライネシャイデックから下り坂をひたすら歩くことになります。 

クライネシャイデックからはグリンデルワルド方面の眺望が素晴らしく、私たちが行くハイキングコースの様子もほぼわかります。 なだらかな草原や放牧されている牛さんたち。 羊でないのが残念ですが、ハイジの世界です。
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コースのスタートは、クライネシャイデック駅のすぐ脇、グリンデルワルド行きの電車の線路をメンリッヒェン側に超えたあたりにあります。ルートマップが描かれた大きな看板が、メンリッヒェン方向とグリンデルワルド方向のハイキングコースの交差点付近の目に着く所にあるのですが、その看板に向かって右手にゲートのある散策路があります。(写真) それがグリンデルワルド方面のハイキングコースになります。

ゲート横の回転扉を抜けて、ハイキングコースに入ります。 道幅も広くくっきりしているので、霧がかかっても迷子にならなさそうな雰囲気に拍子抜けしつつ、下っていきます。 コースは時々分岐がありますが、これでもか!というぐらい標識が付いているので(写真)、ほぼ間違いなく目的の方向に行けます。
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クライネシャイデック~アルピグレン(Alpiglen)間は、なだらかな下りの道がずっと続きます。周りを見渡すと右手にアイガーの北壁がかなり大きく見え、アイガーをうっとり眺めつつ歩くことができます。 また、左手は草原の中にハイジの山小屋風の建物や牛の放牧が遠くに見えます。 9月中旬は残念なことに高山植物はほぼ枯れていると思ってよいです。 
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標高が下れば下るほど牛が近づいてきて、電車のアルピグレン駅付近は、牛が多くて威圧感があるくらいでした。 赤い服を着た人に威嚇する牛までいました(笑)。
アルピグレン駅のそばには、オープンテラスのレストランがいくつかあり、時間があればアイガーを眺めながらお茶をするのも良いなと思いました。

アルピグレン駅からブランデック駅の間は、大分樹木が増えてきて、今までの雰囲気とは少し変わってきます。 林の中を歩いている雰囲気の個所も出てきます。そして、少し傾斜がきつくなってくるので、膝が少し痛くなってくるかもしれません。ブランデック駅前にも1件オープンテラスのレストランがあり、私たちはそこでお茶をしました。椅子に座って初めてわかる疲労感。 下りしかないと高をくくっていましたが、結構充実していたようです。
なので、ブランデックでハイキングは終了し、グリンデルワルドまでは電車で移動し、そのままインターラーケンまで帰ることにしました。

このコースを歩いている人は、どちらかというとおじいさんからよちよち歩きのお子さんがいるような大家族グループや、ご高齢のご夫婦、犬の散歩に来たような人たちで、たまにマウンテンバイクに乗った人とすれ違いました。下る人は颯爽と、登る人は息をあげつつ。 
服装は、多くの人がトレッキングシューズを履いてリュックを背負っていますが、Tシャツと長ズボンの人が多く、それ以上の重装備は人はほぼ見かけませんでした。 リゾートに滞在して、お散歩に来ました~という雰囲気の方も結構います。東京で言うと高尾山に来ましたぐらいの気軽さで来ているのかなと思いました。

アルプスを間近に眺めつつ、のほほんとお散歩できるという意味で、とても良いコースでした。


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ハイキング② メンリッヒェン展望台からクライネシャイデック

ベルナーオーバーラントでのハイキングの2本目は、多分王道中の王道、メンリッヒェン展望台からクライネシャイデックです。ガイドブックにほぼ必ず紹介されているこのコース、王道だけあって、眺めが素晴らしかったです。

インターラーケンオストからは登山電車に乗り、ラウターブルンネンで電車を乗り換え、ヴェンゲンで下車です。ヴェンゲンでロープウエーに乗り換えるのですが、ロープウエーの駅は電車の駅から2~3分歩いたところにあります。 駅のメインの出口を出たら目の前の道を上がり、すぐT字路になるので左に曲がって道なりに歩くとあります。
ロープウエーの絵のついた標識もあるので、それの指す方向を見ていけば大丈夫。 スイスの案内板は、文字が読めなくても絵でわかるので、旅行者にはホントありがたいものです。

ヴェンゲンの町は、スイスといわれてイメージする木造の三角屋根の建物が道なりに続いていて、ああスイスに来たんだな~と実感する場所です。 村というよりは整った町という雰囲気ですが。
ロープウエーの駅は、スキーのリフト乗り場のような雰囲気で、ホルンを吹いているおじさん人形(等身大)が出迎えてくれました。 入口の自動ドアの横に日本語も含めたいろいろな言葉で「ようこそ」と書いてありました。 ベルナーオーバーラントは日本語率高いです。

入口でチケットを買い(カード可)、中に入るとロープウェーにはすでに20人くらいの人が乗っていました。そんなに待たずに出発しましたが、このロープウエーの中からの景色が素晴らしいのですよ。 ヴェンゲンの町の姿がどんどん変化し、そのうち、ヴェンゲンのある谷の奥のほうまで見えてくるようになります。 このロープウエーに乗ったら是非谷が見える側を陣取ってください。

5分くらいでメンリッヒェン展望台に到着です。メンリッヒェン展望台自体は、売店があるわけでもなくごくシンプルな駅でした。 トイレがあるので、ハイキング前に身づくろいするには良いかな。 トイレの個室の数が少ないのでちょっと並びます。 でも水洗だし、きれいですよ。
写真は手前の大きなアンテナがある建物がロープウエーの駅、奥のちょっと出っ張っている山というか丘みたいなところがメンリッヒェン山の山頂です。
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メンリッヒェン展望台はさっさと出て、最初にハイキングコースとは反対側のメンリッヒェン山の山頂を目指しました。 20分~30分かかって、スイスハイキングで初めての登り坂を、ひーひー言いながら上がります。 インターラーケン側が見えるかなーと思って上がったのですが、インターラーケンの町は意外と遠かったです。町の手前に山が折り重なっていてあまりよく見えず、代わりにトゥーン湖がちょこっとだけ見えました。
ここからの眺めのウリは2つ、一つはアイガー、メンヒ、ユングフラウをはじめとする山脈がよく見えることです。距離が程良く離れているので、山の重厚さを感じつつも、俯瞰もできるという感じです。 ずっとここに居てもよいかもと思えるぐらいの景色ですよ。
もうひとつのウリは、ヴェンゲンとかラウターブルンネンのある谷の大きさや深さが良くわかることです。谷が絶壁に囲まれていることや、深さ、日陰の大きさなどが良くわかります。 ド迫力でした。 日本に帰って撮ってきた写真を眺めても、あのすごさは写真には映っていなくて残念。

メンリッヒェン山でしばしまったりした後は、来た道を戻りメンリッヒェン展望台駅を通り過ぎて、本来のハイキングコースに向かいます。
道は平たん、かつ観光客が多いためか良く踏まれていて歩きやすいです。 道がはっきりしているので、ここも多少の霧でも迷子にならなさそうなルートです。 このコースのウリは、何といってもアイガー、メンヒ、ユングフラウを真正面に眺めながら歩くところでしょう。 顔をあげればずっとこの3山が見えるのですよ。なんて贅沢な!
ハイキングコースなので、足元見て歩かないとさすがにコケますが。
写真はメンリッヒェン展望台駅にかなり近いところのハイキングコースの様子です。
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道の途中はたまにベンチがあったりします。ルート自体は太くなったりすれ違いができる程度の細さになったり、ちょっと石でごつごつした道になったりしますが、登り坂と感じる場所はほとんどないです。
そして、コースを3分の2くらい来たところに、とっておきの休憩スポットがあります。 このコースはルートの両脇は崖のような箇所がほとんどなのですが、ここだけ広い草原のような場所になっていて、レジャーシートを引いて寝っ転がると、横になったままアイガー、メンヒ、ユングフラウを鑑賞できるのです! ハイジみたーい!と感激しながら横になってみました。 9月中旬でも太陽が出ていれば結構暑いので、寒さを気にせずゆっくり休憩ができます。
日本の工事現場にありそうな簡易トイレもありました。

休憩スポットを過ぎると、また谷沿いの道が続き、平らな所にでたら終点のクライネシャイデック展望台になります。クライネシャイデックはこのコース沿いにレストランが多くあり、メニューも軽食だけのところからしっかり食べられるところまでいろいろあるので、メニューをのぞきながら好きなところでご飯を食べるとよいですね。
どこのレストランも展望は抜群でしたよ。
私たちは「がっつり」食べたかったので、結局クライネシャイテック駅前まで行って、駅に面したレストランでがっつり肉とチーズを味わいました。

このコースも、前日に歩いたコース同様、おじいちゃんから幼稚園生くらいの子供のいる3世代ファミリーや、高齢のご夫婦、犬を連れた人が結構いました。 靴をトレッキングシューズにしていれば、軽装でも全然大丈夫です。

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