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ゴルナーグラード展望台へ行く

ゴルナーグラード展望台は、レンガ風の外壁と屋根のシルバーのドームの重厚な外観が素敵な展望台です。 マッターホルンの眺めが素晴らしいと評判のこの展望台に、ツェルマットに到着した翌日に早速訪れたのですが、あいにく雲で景色ゼロ!の結果に終わってしまいました。

朝起きてホテルの部屋の窓から外を覗いたときからちょーっと嫌な予感はしていたのです。 部屋はマッターホルンが見える部屋だったのですが、当日は雲が厚くかかっていて山がまったく見えなかったので。 でも、せっかくだから行ってみようと思い、雨具を持って出発しました。

ゴルナーグラード行きの登山鉄道駅はツェルマット駅の目の前にあるのですが、日本人がイメージする駅の外観とは全く異なっていて、最初は駅だと気がつきませんでした。 観光案内所の人にも聞いたのですが、「目の前にあるじゃない」と言われても、全く駅だとは認識できず。 お土産やの入り口だと思っていましたよ・・・。 観光案内所の人にはきっと「あの日本人何寝ぼけたこと聞いてるのかしら、目の前に見えているじゃない」と思われたのに違いないです。 
写真がツェルマットのゴルナーグラード鉄道駅です。
Gornergrat_bahn


そんなトホホなスタートを切ってしまいましたが、駅で終点のゴルナーグラード展望台駅までの往復切符(スイスカードで50%OFFの40F、クレジットカード可)を購入し、早速電車に乗り込みました。 あいにくの天気だったので電車もあまり乗客がおらず、ボックス席をゆうゆうと占拠しながらの移動です。 晴れてなかったので何とも言えませんが、雲の隙間から何となく見えた景色を考えると、電車の席のお勧めは進行方向に向かって右側です。

さて、30分ちょっと電車に揺られてようやく到着したゴルナーグラード展望台駅は、予想通り分厚い雲がかかっていました。 駅前はちょっとした広場になっていて、そこから雄大な氷河とマッターホルンが見える予定だったのですが、すぐそこにあるはずの氷河までも全然見えず、ちょっと泣きたくなりました。
写真は展望台駅前の広場で、真っ白い雲がかかっているところに晴れていれば氷河と山が見えるはずだったのです。 残念!!!!!!!!!!!
Gornergrat_station

でも、せっかく来たので展望台周辺を散歩してみることに。
駅が展望台の一番低い位置にあるので、まずは坂を登ってレンガ造りの建物を目指します。レンガ造りの建物は1階がお土産屋、2階がレストランとホテルになっていて、私たちが到着した10時半過ぎにはすでにオープンしていて、大勢のお客さんが中にいました。 天気が悪くて寒かったから、皆暖かい屋内に避難したのでしょう(笑)。
私たちは建物の中は後で立ち寄ることにして、建物の裏側にある高台を目指しました。
高台にはベンチや方位別に見える山の案内板などがあり、天気が良ければ絶景が楽しめるのになーといった雰囲気の場所でした。 ですが、小雨が降ってきて寒くなったので10分程度いただけでさっさと撤収です。

建物の中に入ってお土産屋を物色したあとは、2階のレストランへ行き暖かい飲み物を飲んで体を温めました。
2階のレストランはビュッフェ形式になっていて、がっつり食事をとることができます。 飲み物だけでも全然OKですし、何時間粘っても追い出されません。私たちも天候が回復しないかなと昼食をとりつつ2時間は居座っていました。 

あと、ここのビュッフェはwi-fiが無料で使えます。 1階では電波が入らず2階だけでしたが。 スマホのwi-fiのスイッチを入れれば勝手に接続できましたよ。
Gornergrat


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ハイキング③ゴルナーグラード~リッフェル湖~リッフェルアルプ駅

ゴルナーグラード展望台まで登ってきたものの、雲が厚く全く展望が望めなかった私たち、午後1時まで粘りましたが、晴れなかったのであきらめてハイキングに出発することにしました。 歩いている途中に雲が晴れるといいねーなんて言いながら歩きましたが、全く晴れませんでした(涙)

リッフェル湖方面のハイキングコースは、駅前広場の駅舎の脇にあります。 さすがに眺望ゼロのこの日にハイキングに行く物好きは少なかったらしく、私たちの前後にハイキングコースに足を踏み入れる人はいませんでした。
写真は、ハイキングコースの入り口にあった案内表示板です。
P1050261

駅からは線路沿いにザレ場の坂をどんどん下っていきます。 ガンガン下るといったん線路と小山に挟まれた平場にでるのですが、この平場は先人の足跡がとても薄くてルートがよくわからず、ガスが濃いとちょっと進行方向に不安を覚えるかもしれません。私たちが行った時もちょっとガスが濃くて、ガスが薄くなった瞬間に方向を確認して進みました。 基本は線路沿いです。線路に沿って細長い平場なので。
ザレ場の坂道を降りる途中には、スイスのハイキングルートでおなじみの黄色い行き先表示板があったのですが、この平場部分からローデンボーデン駅間には全くなかったんですよね。晴れていれば全然必要ない場所ですが。

平場を抜けると今度は足元がガレ場に変わります。 ここからローテンボーデン駅まではガレ場と土の道が交互に続く下り坂が続きます。大したガレ場ではないですし、ときどきペイントもあるので多少の霧でも安心して進めます。
そして斜面を下りきったところが、ローデンボーデン駅とリッフェル湖です。 ああ、晴れていれば逆さマッターホルンが見れたのに!!!と心の中で悔し泣きをしましたが、目の前にはどんよりした沼(リッフェル湖)があるのみ。残念。
写真はローデンボーデン駅に至る下り坂の途中からリッフェル湖を撮影したものです。 右側にゴルナーグラード鉄道の線路、真中に湖が映っています。
P1050266

ローデンボーデン駅は無人駅ですが、(多分避難小屋を兼ねた)トイレがあります。 駅の外にレンガ造りの小屋があるのですが、中に入るとベンチのある部屋があり、そこからトイレに入ることができます。このトイレ、奥に行けばいくほど暖かく、何でかなと首をひねりながら個室に入ると個室の中にオイルヒーターが設置されていました。 さすがスイスです! しばし個室の中であたたまってしまいました。 トイレはもちろん水洗トイレです。そしてホテルの中のトイレのようにきれいでした。

さて、マッターホルンが映っていないリッフェル湖にさっさと見切りをつけた後は、少し寄り道をしてゴルナーグラード氷河の眺望コースに入ってみました。 ここも晴れていればゴルナーグラードに沿って歩く絶景ルートのはずなのですが、ほとんど晴れず・・・・。ガスが一瞬晴れてちょこっとだけ氷河が見えました。よかった(涙)

そして、またリッフェル湖に戻り、リッフェルアルプ駅方向に進みます。リッフェル湖の線路側の岸を進みます。湖からは土の道になりました。雨が降ったらぐちょぐちょになりそうです。リッフェル湖からリッフェルアルプ駅間は、のっぺりしてあまり起伏がない道を進みます。ここも晴れていたら・・(以下略)。
風のヒューという音と、たまにゴルナーグラード鉄道の電車の音を聞きながらひたすら無言で歩き、リッフェルアルプ駅付近でがつがつ下り坂を下り、ようやく駅に到着です。

リッフェルアルプ駅には売店と休憩所があったので、ホットチョコレートを飲んでほっと一息つきました。
また、寒さに耐えられずここで電車に乗ることにしたのですが、駅の温度計を見たら、3度でした。どおりで寒いはずだ!と納得の気温です。

このルートは標識が少なく、ガスが濃い時はコンパスで方向を確認しないと危険を感じるくらいだだっ広い場所もあり、天気の悪い日は「全く」お勧めできません。ですが、晴天の日はスキップしそうなくらいなお気楽さで下ることができ、かつ絶景コースだと思います。 私も晴れの日に行きたかった!!! 

写真は、翌日晴天のシュワルツゼーパラダイス展望台から撮影した、コース全景です。
P1050440


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マッターホルン・グレイシャー・パラダイス展望台へ行く

マッターホルン・グレイシャー・パラダイス展望台は、標高3883m。 富士山の山頂より高い所にある展望台です。 そんなところにロープウェイやゴンドラを乗り継いでハイヒールでも行けてしまうって凄い!と思っていたので、絶対に行くと決めていました。

マッターホルン・グレイシャー・パラダイス展望台へは、ゴンドラリフト、ロープウェイを乗り継いでいきます。ゴンドラリフト乗り場は、ツェルマットのバーンホフ通りをマッターホルンの方向にかなーり歩いたところにあります。 鉄道の駅から丸々20分くらい歩いたでしょうか。 家もまばらになって川沿いに出ると、対岸に渡る橋のところにゴンドラ乗り場の表示があります。 橋を渡りエレベーターや階段で上の階に行くと、チケット売り場とゴンドラリフト乗り場があります。
写真は対岸に渡る橋と上の方にゴンドラリフト乗り場です。
P1050331


何時からゴンドラリフトが動いているのかがよくわからなかったのですが、山は早出が基本だから朝の6時や7時だったらすでに動いているだろうと勝手に想像して、少し遅めのつもりで朝8時に売り場に到着したのですが、なんと9月中旬はすでにシーズンオフ?扱いで8時半運行開始でした。 時刻表がチケット売り場横の掲示板に貼ってあったのですが、運行時間は2~3週間ごとに変化するようです。驚きました。 
チケット売り場には8時の時点ですでに20~30人がプルプル震えながらなんとなく列を作っていました。 プルプル震えている訳は、気温が0度だったからです。 晴天だったんですが、ツェルマットは谷間にあるので町全体に太陽の光が当たってなかったのですよ。 私も持っていた上着を全部着込んで列に加わりました。 

さて、8時20分くらいからようやくチケット売り場の窓口が開きました。結構スムーズに前の人たちの発券作業が進んだので、そんなに待たずに私たちの番がきました。私たちはこの日、展望台に行った後に、展望台の一つツェルマット側のトロッケナーシュテーク(Trockenrsteg)駅で途中下車してハイキングをする予定だったので、下で片道切符を買って、展望台でトロッケナーシュテーク駅行きの切符を買おうと思っていたのです。なので、「マッターホルン・グレイシャー・パラダイス展望台まで片道のチケットください」と言ったら、返事はまさかの「駄目だ!」で面喰ってしまいました。
理由を聞くと、「上は氷河なのにお前たちは歩いて降りてくるつもりか。危険だから往復切符を買いなさい」との事だったので、地図を見せながら「展望台まで行ったら、トロッケナーシュテークで下車してハイキングしてからツェルマットに戻ってくるつもりなんだけど」と伝えたら、「じゃあ、そのルートでチケットを発券するから」と言ってツェルマット~展望台~トロッケナーシュテークの切符とハイキングの終点のシュワルツゼー・パラダイス~ツェルマットの切符を1枚の切符にまとめて発券してくれました。
そういう買い方もできるのね~と感心しましたが、展望台に上がって理由がわかりました。 展望台にはゴンドラリフト・ロープウェイのチケット売り場はありません(汗)。 必ず行きと帰りの両方の切符を買いましょう。
切符はカードで買えます。スイスパスで50%割引でした。

なんだかんだで切符買うのに結構時間がかかりましたが、ゴンドラリフトなので次々と箱がやって来てすぐに乗ることができました。昨日雲で見えなかった山並みを見ているとすぐに乗り換え地点のフーリに到着です。ここでトロッケナーシュテーク方面の大型のロープウェイに乗り換えるのですが、ここでもまたトラブル(?)が。 シュワルツゼーパラダイス方向のゴンドラリフトは動いているのに、トロッケナーシュテーク方面のロープウェイが動いてなくて、乗り場に入るゲートが閉じているのですよ。 結局朝の9時が始発だったらしく、9時ちょい前にやっとゲートが開きました。 寒かった・・・(涙)。
そして、次はトロッケナーシュテーク駅で無事ロープウェイを乗り換え、窓から圧巻の氷河とマッターホルンを見ながらマッターホルン・グレッシャー・パラダイス展望台に到着です。 

ロープウエーを降りるとコンクリむき出しの長いトンネルに入ります。結構長いトンネルで、頑張って歩いてトンネルを抜けるとそこは一面銀世界でした。なだらかで、だだっぴろい場所で、スキーのゲレンデでした。 私は勝手にトンネルを抜けたところに展望台の出入り口があるのだろうと思っていたので、あまりの予想外の光景にしばし唖然としてしまいました。 なんか頭が思考を拒否してしまい、出口すぐ手前にあったお土産売り場兼喫茶店に撤退しました。 熱い紅茶を飲みながら一息ついて、ここはスキーのゲレンデなんだと納得し、私たちが求めていたマッターホルンが見える展望台はどこにあるんだろうと同行者話して、ロープウエィの入り口まで戻ってみることにしました。
写真はトンネルの出口部分のゲレンデです。 ほんとにスキー場ですよね・・・
P1050341


トンネルを戻ってみると、途中真ん中くらいにエレベーターホールがあり、このエレベーターが実は外の展望台部分に行くエレベーターでした。最初はエレベーターの存在すら気がつかず素通りしてしまいましたよ。 
一応「Gipfellift」という看板があるのですが、目線より下にあったので・・・。 gipelはドイツ語で山頂という意味らしいです。
そして、無事展望台行きのエレベーターに乗ることができ、待望の展望台で外に出たら、景色は最高ですが、寒いのなんの! 一応薄手のダウン着てたのですが、寒すぎでした。 寒さをこらえつつもマッターホルンの雄姿に感動し、ブライトホルンの近さに感嘆し、氷河の美しさに目がくらみ、夢を見ているかのような光景でした。 これは一見の価値ありです! 本当に寒いので風を通さない上着が必要ですが。
寒さに耐えきれなくなったところでエレベータに戻り、トンネルを通ってロープウエィに乗り込みました。
写真はトンネルの中のエレベーター乗り場の看板です。
P1050344

マッターホルン・グレッシャー・パラダイスは、かなりそっけない作りの展望台で、スキーのゲレンデの入り口兼スキー場の休憩場的役割がメインなんだろうと思います。 売店もどちらかというとあまり充実しておらず、喫茶店も軽食しか出てこない雰囲気でした。 なので、スキーやスノボをする方以外は、一日中いる場所ではなく、滞在時間が1時間もあれば十分だと思います。

スイス国内のとある山道具の店で、店員さんに「ツェルマットに行くんだー」と言ったら「それはいいね、スキーに行くの?」と最初に言われて、夏にスキー?と首をかしげたのですが、意味がよくわかりました。 そういえば、ゴンドラリフトもロープウエィのお客さんは結構な割合でスキーやスノボの板持ってたな・・と。

でも、景色は本当に圧巻でしたので、一度は行く価値あり!です。

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