バターリャ広場

 サンタ・カタリーナ通りでお土産を物色した後、サンタ・カタリーナ通りをサン・ベント駅方向に向かって歩き、駅の脇をにある坂を下る角の所にある広場がこのバターリャ広場。 人もまばらで本当になんてことはない広場なのですが、広場の片隅にひっそりと建つ教会が、私の心を鷲掴みに。

Batalha  その教会、Igreja De S.Ildefonsoはポルトにある教会にふさわしく、その壁面全体をアズレージョで覆っているのです。 色あせて薄いブルーとなったアズレージョが、その教会の歴史を感じさせます。 ほんの2~3分しかそこにいることが出来ませんでしたが(電車の時間が迫っていたので)、そのアズレージョはとても美しかったですよ。サンタ・カタリーナ通りで買い物をしたあとに、荷物と時間に余裕があったら是非足を延ばしてみてくださいませ。

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ワイン工場見学

wine1 ドウロ川を渡ると、ポルトワインを生み出すワインセラーが登場します。 ポルトに来たのだからポルトワインを飲まなければ、と思いワインセラーに向かいましたが、どこに行けば良いか分からず、一番最初に目に付いた所に。

   ドン・ルイス1世橋を渡り、一番手前にある『CA’LEM』というワインセラーの建物に入ってみました。 受付のお兄ちゃんに「見学出来ますか」と聞くと、「英語のガイドツアーで、2eです」との答え。 ガイドブックにはたいてい無料と書いてあったのにお金取るんだ~、と思いつつも参加参加する事に。 
 ツアーが始まると、ちょっと巻き舌の強いお兄ちゃんが、ポルトワインやこの蔵の歴史をジョークを交えつつ丁寧に解説してくれました。 が、巻き舌が強すぎて、英語の筈なのに私には全く聞き取れず。 幸い、有料のツアーだけあって写真入り英語の文章入りの丁寧な解説版が至る所に設置されていて、それを見て何となく理解しました(つもり・・・・)。

 そして、メインイベントである試飲ですが。
 最初に全員に赤・白一杯づつ注いでくれて、お兄ちゃんのガイド付きで味見です。 私はどちらかというと白ワインが好きなのですが(赤ワインの渋みが口に残るのが苦手)、ここのワインは赤の方が美味しいと思いました。
vine_2 周りをきょろきょろしながら注がれたワインを味わっていると、ツアーの他のお客さんがガイドのお兄ちゃんを色々と質問責めにしています。 やりとりを見ていると、ガイドのお兄ちゃんは奥から10年モノの瓶を持ってきて、そのお客さんに注いであげているではありませんか。  おお、私もそれが飲みたい!と思い、ガイドのお兄ちゃんに話しかけると、私たちにもその10年モノを注いでくれました。 そして一口飲むと、「あ、美味しい」、と素直に出てくる旨さです。 ワインの蘊蓄などはさっぱり分からない私でしたが、その10年モノのワインを早速お土産に買ってしまいました。 1本17eでした。

 ワイン工場を出たら、ちょっと酔いが廻ってきて、目の前のドウロ川の芝生で一休みしましたが、美味しいワインと美しい景色を堪能できて、結構幸せでした。

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ドウロ川お散歩

r  ポルトの街を南に下っていくと、行き着くのはドウロ川。 クレリゴス教会の塔の上から見ると、オレンジ色の屋根の向こうで水面がキラキラ輝いていたのが印象的でした。 さて、川岸はどうなっているかというと。

R  川岸は歩道が整備されていて、のんびり歩けるお散歩コースになっているのですが、その川岸に面している建物ときたらホントカラフルで、ドアの色や窓枠の色、テラスの柵のデザインなどなど、どれを取ってもおしゃれなんですよ~!!! しかも、テラスに色とりどりのパラソルが飾ってある部屋もあって、見ているだけで浮き浮きしてくるのです。 1階部分がレストランになっている所もあり、オープンテラスで対岸の景色やカラフルな周辺の建物を見ながらご飯を食べるのは楽しいだろうなぁ~。 アコーデオンで生演奏を聴かせてくれるグループもあり、静かな日常生活を見せてくれた街の中とは異なる、楽しい『ハレ』の世界を見せてくれる空間でした。r

 歩道はフレームがとても美しいドン・ルイス1世橋まで続いており、この橋を渡って対岸に行ってみました。
 こちらの川岸は芝生とベンチが整備されていて、心地よい風の中で静かに世界遺産地区を眺めることが出来ます。 少し離れた所から見る世界遺産の建物群は本当にカラフルで、旧都は対岸から見るに限る!と再度確認した次第でした。r
 

 

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サン・フランシスコ教会

saofrancisco_1
 今回の旅行では数多くの教会を見ましたが、その中で一番印象に残った教会はどこ?、と聞かれたらまず挙げるのがこの教会。 外部の装飾はかなり地味目なのですが、内部をあれだけ飾ったら外は地味でも良いよね、と思わずつぶやきたくなるほど「ビックリ」な教会でした。

 教会の入り口は建物の南側にあります。 市電の線路が引いてある通りから階段を上がると、コの字型の広場部分に出ます。 左側がチケット売り場で、右側が礼拝堂入り口です。 まずは左側の建物に入り、チケットを買います(3e)。 一度建物を出て、目の前の階段を上がって礼拝堂の入り口へ。 

 中に入ると薄暗く感じるのですが、目が慣れてくる毎に驚きでいっぱいになります。 礼拝堂の壁という壁に彫刻が装飾されているのですが、「壁に彫刻を彫り込む」ではなく、「壁から彫刻を彫り出す」と表現すべき立体感です。たぶん、壁と彫刻は別々に造り、彫刻を壁に固定したと思われます。 しかも、すべての彫刻は金箔が貼られているそうで、年月を感じさせるくすんだ金色をしています。 

saofrancisco_3 この教会の内装はバロック装飾というそうですが、バロックはルネッサンス時代のシンプルな装飾の反動として生まれたそうで、コテコテの装飾なんだそうです。 礼拝堂の椅子に座り、じーっとその彫刻群を眺めていると、なんだか彫刻が飛び出てきて、物語の中に取り込まれそうな気がしてきます。 彫刻それ自体はあまり繊細ではないのですが、それがかえって親しみが持てます。 薄明かりの中に浮かび上がる彫刻に、しばし見ほれてしまい、あっという間に時間が過ぎていきました。

 礼拝堂を出たあとは、チケット売り場のある棟に戻り、地下と2階の見学です。 地下は納骨堂になっており、3段ベッドに木製の引き出し状の棺桶を置いたような状態に度肝を抜かれ、速攻で退散。 2階に上がり赤いカーペットの会議室でしばし息を整えました。 何でも、入り口の上に骸骨を抱えたマリア像のある教会は、地下に納骨堂があるそうで。 棺桶には近寄りたくないので、マリア像と骸骨のチェックは欠かせないと思いました。

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エンリケ航海王子広場

henrique_1  エンリケ航海王子広場は、世界遺産地区の南部にある広場です。 南に向かってなだらかに傾斜している広場の中心に、エンリケ王子らしき像が堂々と立ち、のこりは日当たりも良く、芝生が気持ちいい広場です。 王子像のまわりにいくつもベンチが設置されているので、歩き疲れた時の休憩場所として良いかも。 私もパンを食べつつ、しばしぼーっとしてしまいました。 henrique_2  広場の周りを見ると、西側に観光名所のポルサ宮、その南にサンフランシスコ教会があります。 サンフランシスコ教会の前には広場からは見えませんが、市電乗り場があります。 南側の道路に面した建物には、現代的な内装のツーリストインフォメーションセンターがあります。 ここで配布している地図には、見所一覧が載っているので、もらっておくと便利ですよ。    henrique_3  そしてここで私の目に留まったのは、サンフランシスコ教会のはす向かいにある教会。 この教会は細かい模様の入った青いタイルで装飾されていて、まさしくタイル張りの教会なのです。 近づいて見るとガイド板が設置してあり、Igreja de S.Nicolau という名前で、「古い小さな教会の上に復興した教会で、中は本堂が一つだけあって、そこのロココ調の木製の彫刻は見る価値がある」と書いてありました。 中を見てみたいけど、閉まっていて見れず。 残念。 

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フローレス通り~世界遺産地区その2~

floses_street1 フローレス通りは、サン・ベント駅からポルサ宮に向かう大通りの一本裏道的存在です。 クレリゴス教会から適当に坂を下ってきたらフローレス通りに出たので、今度はこの通りを散策してみました。
 さっきまでは日常品のお店が多かったのですが、この通りはちょっとだけおめかししており、観光客向けのお店も多くなってきました。 お酒屋さんや、洋服屋、本屋、お土産屋などなど、ショウウインドウのディスプレイも凝っていて、見ているだけで楽しくなります。flores_street_2 

 また、通りに面した建物は、窓枠がカラフルでベランダの柵が繊細な柄物のモノが多く、これもまた楽しめます。特に気に入ったのは赤い枠の本屋さんと、ナチュラルカラーのお土産屋さん。 お土産屋さんは実際に中に入ってみたのですが、ディスプレイのセンスがとっても良く、思わず食い入るように見入ってしまいました。 同行者が実際にここでお土産を買ったのですが、包装がとても凝っていて、満足度120%です。 

flores_street_3 そして、この通りにはガイドブックには載っていない見所もありました。 上記のお土産屋さんの向かいにあるIgreja da Misericodiaという教会です。 彫刻の無い建物に囲まれて、この教会だけデコラティブなので、結構目立ちます。 彫刻が見事で、またまたしばし見ほれていました。 中はどんな装飾なのか、とっても気にはなったのですが、時間が無いので外観を撮影して、先に進んでしまいました。 ああ、残念・・・・・。 この教会を過ぎると広場にぶつかり、川が建物の隙間から見通せるようになります。 タイル好きの方はこの広場に面している建物はタイルの装飾が綺麗なので、ちょっと立ち止まって見てもよいかもしれません。  

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クレリゴス通りとフローレス通りの間~世界遺産地区その1~

b_c_to_f_1  クレリゴス教会からの展望を堪能したあとは、世界遺産地区の散策です。 手元に細かい地図が無く、ガイドブックにも世界遺産地区のことが書いていないので、目的地はサン・フランシスコ教会とだけ決め、適当に坂を下って散策です。 クレリゴス通りを駅に向かって下っていき、リベルターデ広場の手前の大きな道を右に入りました。

b_c_to_f_2 大きな道からさらに路地を入ると、まずはカフェが立ち並ぶ一角でした。 お腹がいっぱいだったので、その通りは眺めるだけでさらに先に行くと、だんだんパーツを扱う専門店が見受けられるようになりました。 
 路地の突き当たりにある手芸店では、品の良いマダムがメジャーでリボンの長さを測っていたり、若い女性が買い物に来たりと、結構繁盛しているようです。 そこから坂を下っていくとカラフルなマットが洗濯してあるベランダや、何のお店かは分からないけど大勢の男性が忙しく働いている店があります。 b_c_to_f_3また、2階のガラス窓が割れてる建物の3階からおじいさんが顔を出しており、てっきり廃墟だと思っていた建物にも人が住んでいることが分かります。 さらに坂を下ると、三叉路にぶつかり、その一角に入り口の上から巨大な蛇口を生やしたお店が。 入り口から店の中を覗くと蛇口ばかり飾ってあり、「ホントに蛇口のお店なんだ~」と感心することしきり。  

 見事に生活用品ばかり扱うお店ばかりで、世界遺産の街なのに、人が住み、生活が成り立っているのね、とその奥深さに感激ひとしおでした。

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クレリゴス教会&塔

clerigos1 クレリゴス通りの緩やかな坂の突き当たりに建つ、ちょっと汚れて長い歴史を感じさせる重厚な建物。 そのシンプルなファサードの向こうには、この建物の塔としてはアンバランスな程、太くて大きな塔があります。 これがクレリゴス教会です。 教会は世界遺産地区の北側の端にあり、世界遺産地区の中で最も標高の高い所に建てられているようです。 これを上がればポルトを一望出来るはずと思い、早速登ってみました。

 塔の入り口はちょっとわかりにくく、教会の正面向かって右の側面にあります。 ドアを開けて中に入ると小さなホールになっており、左側が教会、右側が塔への階段があります。 右の階段を上がると小部屋があり、ここで入場料1.5eを支払い、チケットを受け取ります。 チケットには塔の概略が英語を含む3カ国語で簡単に書いてあり、塔の高さは76m、6層、階段は225段とのこと。 ちょっと大変そう、と思いながら早速階段を上がってみました。clerigos2

 階段はかなり薄暗く、窓があるところだけ明るくなります。 塔の下層は人がすれ違える程度には広い階段も、上に上がれば上がるほど狭くなり、塔を上がっているんだという実感がわいてきます。 また、だんだん息も上がってきます。 何回か狭いフロアを通り、階段を上り詰めると突然まぶしい空間が現れ、人が一人通れる程度の広さのテラスが出現します。 ここが展望台です。

clerigos3 展望台は、まずは塔の東側の眺めから始まります。 この塔に来るまでに通ったクレリゴス通りやリベルターデ広場、工場のようなサン・ベント駅が見えます。 そして南側に移ると世界遺産地区を見ることが出来ます。 リスボンと同じオレンジ色の屋根をよく見ると、オレンジ色にも微妙に差があったり崩れていたりして、歴史の古さを感じさせます。 また、世界遺産地区の向こう側には深い青色をしたドウロ川が流れており、船が行き交うのが見えます。 ドウロ川の対岸はワイン工場です。  西側はまた、オレンジ色の屋根が続き、塔の北側は公園になっています。 オレンジ色の屋根を持つ古い建物と、川の青と対岸の緑のコントラストの美しさにうっとりしてしまい、いつまでもここにいたいと思う景色でした。
 

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リベルダーテ広場

liberdade_1  サン・ベント駅から目と鼻の先にあるリベルダーテ広場。 
 広場自体は、交通量のとても多いロータリーといったイメージで、特に感想もないのですが。 あ、広場の中央には馬に乗った偉人の銅像があります。
 この広場は、その周辺に建てられている建物に是非注目して欲しいです。 特に視線を上に向けて屋根に着目です。 ここにはこれでもか、というくらい彫刻があって、その見事さに心を奪われます。

liberdade_3  まずは、広場の北側を横切る道路に面して建つ建物に着目です。 緑地帯をはさんで左右の角に立つ建物は尖塔の形がよく似ていて、双子のようです。 この尖塔の周りには人物の彫刻が飾ってあります。 その隣の建物にも、屋根部分に人物像が飾ってあり、ついつい見入ってしまいます。 これらの人物像はキリスト教の聖人なのかなぁ。 

  次に、この2つの建物の間の緑地帯の奥にある、時計塔が特徴的な市庁舎に注目です。 時計塔の屋根の緑青が、ポルトガルでは珍しいのではないかと思いました。liberdade_2 ポルトガルの建物の屋根はオレンジ色の瓦か石ばかりだったので。そして、緑地帯の左右にある尖塔のある建物を従えた、時計塔のある市庁舎の配置というか構図が、なんかかっこいいなぁ、としみじみと思ってしまいました。 ここは世界遺産地区ではないので観光名所にならないかもしれないけど、かっこよさに惚れてしまった広場(というか建物群)です。

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サン・ベント駅

sao_bento_station_1  ポルト観光の起点となるサン・ベント駅。  

 駅と言えば電車に乗り降りするだけと考えがちですが、このサン・ベント駅は、駅そのものが芸術品なのです。 ホーム部分は天井が高く明るいのですが、普通の駅と変わらずどこが芸術品なんだと拍子抜け。 きょろきょろしながらそのまま外に向かって歩いていくと待合スペースにたどり着くのですが、ここの壁に目を向けてびっくり。 壁が四面ともアズレージョで埋め尽くされているのです。 思わず圧倒され、立ちすくんでしまいました。  

sao_bento_station_3  ガイドブックによると、ここのアズレージョはその8割方が建築当時のものが残されているそうで、少し青色が薄くなっています。 でもその分歴史や品の良さを感じさせられるので、いいかも。 アズレージョに描かれている絵をよく見ると、面積の大きなものは戦いの風景が多く、隙間にはめ込まれているアズレージョには農村の風景が見られます。 きっとポルトの歴史的な出来事や、生活風景がかかれているんだろうなぁ。sao_bento_station_2  

 また、さりげなくカラータイルで出来た汽車の絵もはめ込んであったりして、ここは駅なんだぞーと主張しているようで、かわいかったです。 その他にも、壁にかかった緑色の大時計や天井など、細工がレトロ感あふれていたり、美しかったりして、いつまで見ても飽きない空間でしたヨ。 

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