ペナ宮から大西洋を眺める

atlantic_0_2  シントラは、ヨーロッパの西端であるロカ岬への出発点になっています。 ユーラシア大陸の東の果ての島国から来た身からすると、広大なユーラシア大陸の反対側で海を眺めるというのは、結構魅力的かなと思うのですが・・・。
 けれども、ロカ岬はシントラからバスで1時間かかるため、シントラもじっくり見てロカ岬にも行くとなると、かなり朝早く行かないと時間が足りないかも、というのが私の実感です。 実はロカ岬にも行ってみたかった私は残念に思ったのですが、シントラでも十分過ぎるほど大西洋が楽しめ、大満足。 その大満足できるスポットはどこかというと、実はペナ宮なのです。

atlantic_o_1  ペナ宮は、標高約500mの高台に建ち、周りに遮る山や建物が全くないので、視界が360度開けているのです。 大西洋が意外と近くに見え、遠くにはテジョー川やリスボン市街地もうっすらと見えます。
 初めて見た大西洋は本当に美しく、時間を忘れて見とれてしまう程でした。 ペナ宮周辺や、大西洋に面したエリアは農村地帯風の緑豊かな景色が続き、大西洋の青と、陸地の緑、建物のオレンジ色の屋根のコントラストがとても綺麗で感動します。 
 また、ムーアの城跡を上から眺める格好となり、城跡入り口からの道の険しさを見ると「ここから眺めているだけで満足!」とか思ったりもします。 

 そんなわけで、1度に建物と周辺の景色の2味楽しめるお得なペナ宮に、私は大満足でした。

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ペナ宮

pena2  シントラの見所としては一番のお勧めはペナ宮です。 このお城、外観はディズニー映画に出てきそうなほどの漫画チックでパステル調の色彩を持つので、男性陣は見ただけで嫌いになりそうですが、インテリア好きには一押しでおすすめですよっ。

 何が良いって、内装、特に壁と天井が良いんですよ。
 内部は撮影禁止で、内部に入るときに受付でカメラを預けます。 最初に階段を上がるのですが、ココでは手すりに注目です。 ツタを模したデザインになっていて、途中でわっかが出来ていたりしてかわいいのです。 階段を上がるとイスラム風の中庭と回廊があり、その四方に部屋があります。 ここからは部屋の壁紙と天井に注目。
 王様の食堂では、天井が低くて、えっと思いますが、壁のタイルが星形でかわいいです。 王妃の部屋は天井が高くドーム状になっており、壁紙代わりの壁に刻んだ模様が細かくて注目です。 謁見の間のような所のピンクの壁もかわいかったです。 礼拝室にある祭壇の彫刻も、大理石を彫ったような質感で、とても繊細な造りとなっていて、ため息が出るくらい見事でした。 あまりおどろおどろしくないのも好感度が高かったです。

pena1  また、この宮殿では家具にも注目です。 王宮の家具はシンプルの一言に尽きましたが、このペナ宮の家具は一つ一つがとても見事な細工がしてあります。 それでもって実用的な感じがするので、何となく生活感のある宮殿だなぁと、変な感想を抱いてしまいました。 ペナ宮はガイドがいないので、自分のペースで歩けるのですが、もっとじっくり時間を掛けて見たかったと感じるほどの充実度でした。 カメラさえ預ければ何度でも見に行けるので、もう一回見学に入れば良かった、とちょっと後悔。

 見学のあと、撮影出来なかったのが悔しくて、おみやげ売り場で写真集を買おうと思ったのですが。 30e近くする写真集はその8割を外観の紹介で占めていて、内装のことなどオマケ扱い。 絵はがきが外観編、内装編の2種類があったので内装編を8eで買いました。 ああ、誰か内装編だけの写真集を作ってくれないかなぁ。

 ペナ宮の行き方は、シントラの王宮の近くにあるインフォメーションの前のバス停からバスに乗ります。 バスの路線は2~3系統あり、ペナ宮に行くのは1つだけなのでインフォメーションで確認を。 バスの料金は3.7eで、バスの運転手さんに「ペナ宮」と言って支払います。 チケットをくれますが、3.7eは往復の料金(一日乗車券らしい)のでなくさないように。 
 シントラの王宮からペナ宮までの道のりはバスで20分くらいかかり、箱根の山道も真っ青の急坂なので、徒歩で行くのは止めた方が無難です。 
 
pena3 また、ペナ宮の拝観料は6eです。 ガイドブックに「日曜日の午後2時までは無料」と書いてありましたが、嘘です。 リスボンカード所有者は無料でチケットをもらえますが、それ以外はお金払います。 日曜日の12時半に行ったのに~。 でも、私はインテリア好きなので、6e支払っても大満足でしたよ。  

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シントラの王宮

 シントラ旧市街で一番目立っている建物が、この王宮。 ワインボトルのような形をした煙突がとっても愛嬌のある建物です。 シントラの観光はまずはここから始めてみました。

palacio_1  王宮の入り口は、王宮前の広場に面した階段を上がって右手にあり、係員が観光客に並ぶよう指示しています。 王宮はガイド付きツアーで廻るのようになっているのですが、どっから見ても東洋系の私たちを見た係員は並ばずに先に進むような仕草をします。 たぶん、英語のツアーが無いのでしょう。
 王宮の中は、部屋の名前しか英語の解説が無いので、その部屋にまつわるエピソード等は全く分からないのですが、各部屋の装飾はなかなか見物です。 タイル張りや、天井の意匠が楽しめます。 置いてある家具はどちらかというとシンプル、の一言に尽きます。

 そして、王宮の一番の見物は一番奥にある、正方形のホールです。 ここは壁4面ともアズレージョがはめてあり、そのアズレージョは室内にあるだけあって、あまり色があせてなく、圧巻なのです。 またこの部屋の天井にも着目です。 天井はアズレージョではないのですが、その赤系の装飾はブルー系のアズレージョとは対照的で、強烈なインパクトがあります。 しばし無言で見入ってしまうほどの迫力です。

palacio_2  正直、見学中はちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、一番奥のアズレージョのホールは見る価値があると思いました。

 チケット売り場は王宮前広場に面した階段を上って左側。 ミュージアムショップのような所の奥にあります。 チケットの値段を聞くと『無料よ』と言われ、チケットを渡されました。 「???」と思ったのですが、日曜日の午前中だったので、無料になる施設の一つなのかもしれません。 通常は3eのようです。

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シントラ日帰り旅行

 リスボンから電車で約40分の所にある街、シントラ。 山の中にある、造りがおとぎ話の中に出てくる街のようで、ちょっとファンタジーな印象もありますが、とても『かわいらしい』街でした。

trip_to_s  散策の出発地点はシントラ駅。 緑に囲まれたすがすがしい雰囲気の駅ですが、案内板が何も無いので観光地はどこだ~、とちょっと焦ります。 シントラは旧市街地と新市街地が分かれているようで、新市街地は駅周辺から一駅リスボン方向に戻った辺り、旧市街地は駅から更に奥に入った所にあります。 観光名所である王宮やムーアの城跡、ペナ宮は旧市街地にあります。

 旧市街地へ行くには、道は簡単なのですがサインや案内板がないので、初めての人は少しとまどうかもしれません。 皆同じだったらしく、駅を出たところにある地図の前で、様々な国からの観光客が群がっていました。 
 行き方はというと、最初にホームの先頭部分にある出口を出ます(ここに地図が設置されています)。 すると坂を下る道が一本あるのでそれを下ります。 下りきったところで大通りにぶつかり、遠くに王宮が見えてきます。 大通りを左に曲がり、道なりに歩いていくと10分程度で王宮前の広場に到着です。
 王宮にたどり着くまでは、谷の向こうにある王宮を眺めながら広い歩道を歩いていきますが、緑が本当に豊かで、箱根に避暑に来た気分になります。 また、歩道には数多くのアートが設置されているので、芸術鑑賞をしゃれ込むのも良いかも。 

 そして、シントラの街を十分に堪能した夕方、駅に向かって歩き出すと王宮方向に向かって自家用車の長蛇の列が。 ポルトガルで渋滞を初めて見たのがココ、シントラでした。 午前中に到着したときには、車が全然通っていなかったのに、日曜日の夜にシントラに何を求めてやってくるのだろう、とちょっと不思議な気分になりました。

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