香港仔(ヒョンゴンジャイ/アバディーン)で船に乗る

 香港仔(ヒョンゴンジャイ/アバディーン)は、かつては水上生活の景色や水上レストランなどで香港有数の観光地として栄えたそうですが、現在は香港の普段着の街です。 赤柱(チェチュウ/スタンレー)からバスでおよそ15分、香港仔のバスターミナルでバスを降ります。

 バスを降りて、まずは香港仔海濱公園へ。 ここは湾に沿って遊歩道が整備されていて、対岸の冗談のように背の高いマンションに圧倒されながらしばしお散歩を楽しみます。 すると、どこからかおばちゃんが寄ってきて何やらメモを見せながら話しかけてきます。 良く聞くと、船で湾内を見学しませんかとのこと。 60ドルを50ドルに値切ると簡単にOKが出たので、船に乗ってみることにしました。 案内されたのは小さな漁船。 観光用に船の縁に椅子代わりの板が打ちつけてあります。 人のよさそうなおじさんが船長です。 

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 岸を離れると、まずは水上生活者の生活する船の集落へ向かいます。 昔ほど水上生活者の船は無いそうですが、それでも結構密集していて、洗濯している姿や魚をさばいている姿が見えます。 干物を干している船の写真を一生懸命取っていると、船長さんが船を近くまで近づけてくれました。 近づけるのは良いのですが、作業している人と目が合ってしまうとちょっと気まずい雰囲気が。 彼らが生活そのものが「見世物」なので。

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 船の集落を15分程度見学した後、集落を離れて船は一気にスピードを上げます。 心地よい風を受けながらどこに行くのかなと思ったら、なんと水上レストラン「ジャンボ・キングダム」へ。 名前を知らなくても、香港ロケのあるドラマや風景写真などで誰もが一度は見たことがあるアレですよ。 「あー! あの水上レストランはここだったのねー!」と一度も訪問したことないのに、なんだか懐かしい気分になりました。 レストランに上陸するわけではなく、レストランのまわりを1周しただけなのですが、さすが香港と思ったことが一つ。 それは、あのレストランは香港島側から見ると豪華絢爛なのですが、裏側から見ると単なる張りぼてなのですよ。 観光客の目に触れるところしか飾り立ててない! 腹を抱えて笑ってしまいました。

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 見所はこの2つなのですが、香港仔の街は香港島の急斜面に張り付いた街で、30階建ての高層マンションがこれでもか、と張り付いているのに圧倒されて結構見ごたえのある船旅でした。 

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赤柱(スタンレー)

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 赤柱(チェチュウ/スタンレー)は香港島の南側にある海辺の街です。 香港島・中環の交易廣場にあるバスターミナルから2階建てバスに乗ること30分。 海と周辺の島々が見えるのどかな風景が広がりつつも、バスがひっくり返るのではないかと心配するような急カーブの続く細い道を猛スピードで突進した先に赤柱はあります。 
 バスは最初に赤柱廣場(Stanley Plaza)というバス停に到着しますが、 ここは終点ではなく、スタンレーの中心地やバスターミナルからは少し歩きます(といっても10分程度)。 でも、ショッピングセンターがあったので下車してみました。

 ショッピングセンターは海から続く斜面に建っていて、バス停部分が最上階にあたるようです。 どの階にもテラスがあり、そこから眺める海がとてもきれいでした。 しかしここはスーパーやデリカッセンなど金持ち地元客向けの店が多いのでさっさと外へ。 ショッピングセンターの外は広場になっていて、その一角に天后古廟があります。 地元の人が管理しているのか清々しい廟で、中に入ることができ、建物の脇には日本語の案内板もありました。

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 目的地であるスタンレーの中心地に向かうには、海沿いの道路を歩きます。 道沿いにはオープンカフェ形式のレストランが軒を連ねていて、ここだけ見ると香港ではなく欧米風リゾート。 朝からヨーロッパ系の方々がにぎやかにテーブルを囲んでいました。 ただし、中心地に向かうほどお店はアジアンマーケットに近くなり、赤柱のバスターミナルから続く赤柱新街(Stanley new st.)に出るとまさしく香港のにおいが。

 スタンレーマーケットの名物は「花文字」なんだそうで、マーケットのいたるところで目につきます。 花文字とは、文字をめでたい花や動物で装飾して書いたもので、紙に書いてもらいたい文字を書き申し込むと、目の前で一気に書き上げてくれます。 そして、装飾に使っためでたい品々を、あらかじめ用意してある一覧表を指差して教えてくれるのです。 一人一人の図柄が全く異なるので、結構楽しいですよ。 漢字だけでなく、ひらがなもOK。 一番小さいサイズ(プリントの写真サイズ)で120ドルでした。 

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 そして、スタンレーマーケットの中心は通路に屋根がかかっていてちょっとだけ薄暗いのですが、シルクっぽい洋服や小物を扱うお店や判子屋さん、花文字のお店など、お土産屋が軒を連ねていて冷やかすのがとても楽しい空間です。 ちょっと迷路っぽくて、わくわくします。 で、アジアの露店で楽しいのは値切り交渉かと思うのですが、ここのお店の方々はお堅いというか、あまり値切り交渉に応じてくれないのですよ。 何でだろうと思ったら、実は、売値がとても安い。 九龍半島の女人街での値段の1/3程度なのです。 安っ! いわゆる香港っぽい小物などを手に入れたければ、スタンレーマーケットは非常にお勧めです。

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赤いネオン・白いネオン

 香港初体験の観光客としては、当然期待するもののひとつに道路に迫り出す看板と夜のネオンがありました。 これを見なければ香港に来たとは思えない、と空港からの送迎バスの中から早速カメラを構えてスタンバイ状態だったのですが。 香港のネオンは、東京のネオンが片田舎に思えるほどの光の大洪水でした。

 で、ネオンを良く見ると、光の傾向が2種類あるんですよ。 ひとつがよくテレビや雑誌などで見る、赤を中心としたネオン街。 もうひとつが蛍光灯をこれでもかーと並べたような白を中心としたのネオン街。 どちらもど迫力で、特に白系は目が痛くなるほどでした。

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 赤系のネオン街は九龍半島の先っぽ尖沙咀や香港島の銅鑼湾などで見ることができ、どちらかというとちょっと下町っぽい雰囲気なのです。 飲食店が多い繁華街、といった感じ。 一方、白系のネオンは九龍半島の旺角周辺で見ることができ、こちらは新宿や渋谷の大型百貨店や秋葉原の電気街といった雰囲気なのです。 地元っ子は圧倒的に旺角が多いという感じがしました。 旺角を通りかかったのは9時頃なのに、まだ大型店が営業しており、香港の夜の長さと活気に「さすが香港」となにがさすがなのか良く分からない感想を抱きました。

 

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